Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

四国フィルハーモニー管弦楽団

第1954回トヨタコミュニティコンサート 四国フィルハーモニー管弦楽団定期公演 トトロとボレロ ~みんな音楽の仲間たち~ (病気と闘う子どもたちを支援するチャリティコンサート)

  • 会場:高知県立県民文化ホール(オレンジホール)
  • 日時:2025年 2月23日(月)13:30開場  14:00開演  16:00終演予定

オーケストラストーリーズ となりのトトロ(島本須美さん)

プログラム
・ロッシーニ 作曲  歌劇「ウィリアムテル」序曲
・久石 譲  作曲  「オーケストラストーリーズ となりのトトロ」
           ナレーション:島本 須美(高知県出身)
・チャイコフスキー 作曲  「くるみ割り人形」より
           バレエ:マサコバレエワークス
・ラヴェル 作曲 「ボレロ」
           ダンサー:鈴木 竜
指揮者
澤 和樹

ソリスト
「オーケストラストーリーズ となりのトトロ」
 ナレーション:島本 須美(高知県出身)
「ボレロ」
 ダンサー:鈴木 竜
出演者
演奏:四国フィルハーモニー管弦楽団  
指揮:澤 和樹
ナレーション:島本 須美(高知県出身)
ダンサー:鈴木 竜
バレエ:マサコバレエワークス(くるみ割り人形) 
レポート
 今回の「トトロとボレロ~みんな音楽の仲間たち~」は、四国フィルハーモニー管弦楽団として初めて年齢制限を設けず、子どもから大人まで幅広い世代がともに楽しめるコンサートとして開催いたしました。当日は1,098名の方々にご来場いただき、親子で来場される姿も多く見受けられました。世代を超えた来場者が同じ空間でオーケストラ音楽を共有する、地域に開かれた文化芸術事業として大きな成果を得ることができました。
 プログラムは「ウィリアム・テル」序曲に始まり、「オーケストラストーリーズ となりのトトロ」をはじめ、「くるみ割り人形」「ボレロ」など、多彩な作品をお届けいたしました。ナレーションやバレエ、ダンスを取り入れながら、音楽と舞台芸術が一体となったステージを構成し、視覚的にも楽しめる内容としました。クラシック音楽にあまり馴染みのない方にも親しみやすい構成とすることで、新たな鑑賞層の来場にもつながったと感じています。
 本公演は、親子がともに文化芸術に触れる機会を提供することで、地域における文化芸術の裾野を広げるとともに、次世代へ音楽文化をつないでいくことを目的として実施いたしました。とりわけ、子どもと保護者が同時に本格的なオーケストラ演奏を体験できたことは大きな意義があり、今後の文化芸術への関心や継続的な参加につながる契機になればと考えています。
 また、子どもたちが生のオーケストラ演奏や舞台表現に触れる経験は、感性や創造性を育む教育的観点からも意義深い機会となりました。親子が同じ体験を共有することで、家庭の中でも音楽や文化芸術について語り合うきっかけとなるなど、文化的な学びの広がりも期待されます。
 アンコールでは、サックスとオーケストラによる「リベルタンゴ」を演奏いたしました。躍動感あふれる演奏は、従来のクラシック公演の枠にとらわれない魅力を感じていただけるものとなり、多くの来場者から好評をいただきました。こうした取り組みを通して、オーケストラの新たな魅力を発信するとともに、地域における文化芸術活動の広がりにも一定の成果を得ることができました。本公演を契機として、地域の子どもたちや家族が文化芸術に親しむ機会がさらに広がっていくことも期待されます。
 一方で、出演者数の増加や舞台演出の充実に伴い、制作経費が増加した点は今後の課題でもあります。今後は、事業の効果を大切にしながら運営面の工夫を重ね、協賛や連携体制の強化を図ることで、持続可能な公演運営の実現に努めてまいります。また、本公演で得られた経験や成果を活かし、四国フィルハーモニー管弦楽団創立40周年に向けた新たな企画や、地域と連携した文化芸術活動のさらなる充実につなげてまいります。

ボレロ(鈴木竜さん)

くるみ割り人形(マサコバレエワークス)