成田フィルハーモニー管弦楽団
成田フィルハーモニー管弦楽団 ファミリーコンサート
- 会場:成田国際文化会館 大ホール
- 日時:2025年11月16日(日)14:00

約700名の観客に恵まれました
- プログラム
- グリーグ「ペールギュント第1組曲」より第1曲 朝
フォーレ「ペレアスとメリザンド」より第2曲 シシリエンヌ
リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」より第1曲 海とシンドバッドの船
スメタナ「わが祖国」より第2曲 ヴルタヴァ(モルダウ)
四季の饗宴(冬景色/春が来た/夏の思い出/どんぐりころころ)
森のくまさんチャイコに出会った
シベリウス フィンランディア
- 指揮者
- 福島康晴
- ソリスト
- 出演者
- 成田フィルハーモニー管弦楽団
- レポート
- 今回のファミリーコンサートはサブタイトル ~音楽で紡ぐ「奇跡の地球」~ ということで、美しい自然あふれる音楽をお届けしました。第1部はグリーグの「朝」から始まり、スメタナの「モルダウ」など、どの世代の方にも聴き馴染みのある、世界の自然を感じるプログラムとしました。
第2部は、どこか懐かしさを感じる日本の四季の楽曲「四季の饗宴」や、童謡とクラシックが融合したアレンジ曲「森のくまさん、チャイコに出会った。」など、楽曲を通して自然をより身近に感じられるプログラムでした。
また、お客様体験を盛り込み「音響体験(団員の間に座り演奏を聴いてもらう)」と「指揮者体験」をおこないました。このコーナーはアットホームな雰囲気ででき、奏者の私たちももちろん楽しめましたし、お客様の喜ぶ顔を見て、やりがいを感じました。これらの体験に積極的に応募してくれたお客様には、音楽をより身近に感じてもらえたと思います。とても好評だったようでアンケートでは「演奏しているような気分になった」「体験する姿を見て和やかな気持ちになった」「応募すればよかった」「次こそやってみたい」というお声もいただきました。
司会進行は団員がおこない、各曲の解説を入れたことにより、曲のイメージや情景を思い浮かべながら聴いてもらうことが出来ました。
近年、地球上の気候変動を肌で感じることが増えている中、壮大な自然ある奇跡の地球を守るべく、来場された方が小さな一歩からできることを取り組めるように、団員がおこなっているSDGs目標達成への日々の取り組みをまとめ、ロビーへ展示しました。
また、ペットボトルキャップ回収をおこない、当団で19.6kg(ポリオワクチン約10人分)を集め、その様子も活動報告としてロビーに展示しました。
また、当団は普段から未就学児入場可としており、近隣の学校や福祉施設へ演奏会案内をしております。
さらに活気あふれる演奏会にするため、若い世代のお客様を増やしていきたいです。当団の課題として、持続可能な活動といった点に着目すると若い年齢の団員の募集が急務だと考えております。活動の規模も小さいものではないので、団員・お客様を増やすためにもSNSの運用をアップデートする必要があると感じております。
敷居が高いと思われがちなクラシックコンサートのプログラムを馴染みのあるものにしたり、奏者と観客と一体になって楽しめる企画を盛り込んだこと、また会場から自然と手拍子が出てくる曲などもあり、会場もとても良い雰囲気でした。
人の心を動かす→MOVEさせる部分は常に意識として持っておきたい部分であると思います。
来場者が笑顔で楽しんでいただける演出を今後も継続し組み込んで行きたいです。

「音響体験」観客応募者の中から抽選で当たった方々に、団員の間に座り演奏を聴いてもらいました

ロビー展示「私たちが心がけているSDGs」「ペットボトルキャップ回収活動報告」