Activity Report
トヨタコミュニティコンサート・活動レポート
- 会場:倉敷市民会館大ホール
- 日時:2025年 7月27日(日)14:00開演 (13:00開場)

楽器体験コーナー
- プログラム
- サン=サーンス 死の舞踏Op.40
ラフマニノフ 「パガニーニの主題による狂詩曲」Op.43
ブラームス 交響曲第1番ハ短調Op.68
- 指揮者
- 寺岡清高
- ソリスト
- 中桐 望(ピアノ)
- 出演者
- 倉敷管弦楽団
- レポート
- 創立51年目の新たな門出となる定期演奏会は、長年楽団を音楽面でリードしてきたソロ・コンサートマスターが勇退され、新たに岡山フィルハーモニックで活躍中の澤田しおり氏をゲストコンサートマスターとし、地元岡山を代表するソリスト中桐望氏と、昨年から引き続き寺岡清高先生をお迎えして開催しました。
プログラムは、現在混沌とした世情の中、「怒りの日」の旋律が含まれるサン=サーンスの「死の舞踏」とラフマニノフの「パガニーニの主題による変奏曲」の後、ブラームスの交響曲第1番最終楽章のハ長調までの展開を通じて、持続可能な未来への願いを込めたコンサートとしました。
1,141人の来場者には、中桐望ファンや岡山県トヨタ販売会社のお客様等をはじめ本楽団の演奏を聴くのは初めて(アンケート回答者401人の39%)という方が多く、また、大変満足したが71%、満足したが12%と、とても好評だったことが伺えました。
また、「SDGs目標4:質の高い教育をみんなに」の推進として、『だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めよう』にと、開演前にホワイエで弦楽器体験コーナーを実施し、子どもから高齢者まで、多くの方々にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスを弾いていただき、喜ばれました。
運営面では、昨年、全席自由として受付が大混乱した反省を踏まえ、今回初めて1階に限り指定席としたところ、開場前に並ぶ人はほぼいなく、開場後も落ち着いて安全に入場できました。特に夏場の開催は、待ち時間中のお客様の体調不良の心配もあったことから今後も継続したいところ、団員ノルマ販売分やプレイガイド、招待客の指定席の確保の方法について、事務が煩雑になるなどの課題もあったため、来年に向けた改善が必要と認識しています。

楽器体験コーナー

ピアノコンチェルト