Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

八戸ジュニアオーケストラ

第34回定期演奏会

  • 会場:SG GROUP ホールはちのへ(八戸市公会堂)
  • 日時:2025年 8月24日(日)開場13:10 開演14:00

出演者全員がステージに集まり、アンコールとして「シング・シング・シング」を熱演。会場いっぱいに迫力あるサウンドが響き渡り、観客の手拍子とともに大いに盛り上がった瞬間の写真です。

プログラム
【第1部】
「優雅なインドの国々」組曲より、未開人の踊り / ジャン=フィリップ・ラモー

ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 第2楽章 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 編曲 David Matthews

交響曲第40番 ト短調 第2楽章 / ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト  編曲 David Matthews

Fly Me to the Moon / バート・ハワード 編曲 David Matthews

【第2部】
交響曲第1番 ハ長調 作品21 / ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
指揮者
松井慶太
ソリスト
出演者
八戸ジュニアオーケストラ
八戸ジャズ楽団ジュニア
レポート
今回はグラミー賞受賞経験のある音楽家のデヴィッド・マシューズさん率いる八戸ジャズ楽団ジュニアと共演し、ジャズ×クラシックという新たな試みを行いました。団員はなじみのないジャズについて音楽監督の松井慶太氏の指導から学び、新たな音楽を楽しむとともに地域で演奏活動を行う他の団体との関係を深めることができました。
また、SDGsの取り組みとしてペットボトルキャップの回収を行いました。団員と、団員が所属する学区の公民館に回収の協力をお願いし、当日も来場者へ持参の呼びかけを行いました。結果として、55.4人分のポリオワクチンの提供に貢献することができました。
その他に、開演前にはウェルカムコンサートと楽器体験コーナーを実施しました。大学生団員によるウェルカムコンサートでは、開場後たくさんのお客様に聞いていただき、アンケートでも継続を願う声を多数いただくことが出来ました。
楽器体験コーナーは弦楽器と打楽器の体験を行い、楽器を始めるきっかけづくりを狙いとして実施しました。結果、小学生から高校生まで32人の方に体験してもらい、体験後のアンケートでは、今後実施予定の楽器体験会のお知らせを12人が希望してくれました。ウェルカムコンサートと楽器体験コーナーを同時刻に行い、音がぶつかってしまったため、次年度以降は時間や会場をずらすといった工夫が必要であると考えます。
今年の演奏会は、ジャズなどのジャンルを超えたプログラムであったため、八戸ジュニアオーケストラの新たな扉を開くことが出来るような演奏会になりました。団員も聞き手も演奏を楽しみ、アンケートでは大変好評をいただくことが出来ました。一方で、過年度より継続してパンフレットに鑑賞マナーを掲載し、スクリーンでの周知も行っていましたが、依然として演奏中の携帯使用など行き届いていない部分がありました。多くのお客様により気持ちよく楽しんでいただくため、来年はさらに新たな取り組みを行う必要があると考えます。

会場ロビーには入場を待つ来場者の列ができ、受付横ではペットボトルキャップの回収も行いました。多くの方がキャップを持参してくださり、演奏会とともに地域の環境活動にも協力していただきました。

ホワイエでは大学生団員が心を込めたウェルカム演奏を披露。温かな音色で来場者をお迎えし、演奏会の始まりを華やかに彩りました。音楽によるおもてなしに、会場には笑顔と和やかな雰囲気が広がりました。