Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

山梨交響楽団

山梨交響楽団 第51回定期演奏会

  • 会場:YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)大ホール
  • 日時:2025年 6月29日(日)13:00開場 13:20~ 指揮者:森口真司氏によるプレトークを予定 14:00開演

メイン曲 ブラームス交響曲第2番

プログラム
J.ブラームス/大学祝典序曲 ハ短調作品80
 Johannes Brahms/Academic Festival Overture,c minor Op.80
F.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調作品64
 Felix Mendelssohn/Violin Concerto,e minor Op.64
J.ブラームス/交響曲第2番 ニ長調作品73
 Johannes Brahms/Symphony No.2,D Major Op.73
指揮者
森口 真司
ソリスト
若生 麻理奈(ヴァイオリン)
出演者
永峰 高志(ゲスト・コンサートマスター)
山梨交響楽団(管弦楽)
レポート
私ども山梨交響楽団では6月29日(日)に第51回定期演奏会を開催し、1,077人のお客様に演奏をお聴きいただきました。

 演目には6年ぶりの協奏曲となるメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト。ヴァイオリンソロは若手18歳の若生麻理奈さんの演奏でした。
 お母さまであられるヴァイオリニストの千葉純子さんが山梨県甲府市ご出身で、地元の「千葉純子・若生麻理奈後援会」さまの全面バックアップもあり、通常の年より集客が300人ほど増加することができました。
 若生麻理奈さんはまだ高校生であり、平日の学校行事を終えてから甲府に移動していただくなど強行的なリハーサルとなりましたが、指揮者の森口真司先生、ゲスト・コンサートマスターの永峰高志先生はじめ、団員全員に新鮮かつ若々しい演奏を披露して下さいました。
 演奏会前月にはフィンランドで行われた「シベリウス国際コンクール」への出場で渡欧しておりセミファイナルまで進出。その活躍はコンクール公式の動画サイトで日本でも見られ、多くの団員がリアルタイムで演奏を見守らせていただきました。
 アンケートのお客さまの声でも「ソリストが良かった」「若々しい演奏を聴き、元気をもらえた」「また梨響さんとの共演を聴いてみたい」「小学生時代から若生さんの演奏を見ていたが、本日の梨響との共演はすばらしい進化だった」と高評価が目立ちました。

 前プロ・メインではブラームス「大学祝典序曲」と「交響曲第2番」を演奏しました。指揮森口先生の作品への深い理解と愛情がリハーサル時から感じられ、団員一同引き込まれる熱い演奏ができました。
 先生とは2021年の第47回定期演奏会で初共演させていただいて以来、4年ぶりに指揮をして頂きました。
 当時はコロナ禍が始まったばかりで、日本中・世界中が混乱の極みでありましたが、4年ぶりの再会で当時のこと(マスクをつけての演奏や一人1本の譜面台使用、ソーシャルディスタンス、懇親会など開催できず)をお話ししながらブラームスの世界を楽しみました。
 お客さまからも「ブラームスがかっこよかった」「譜面無しで指揮をしており、すごいと思った」「梨響のレベルが上がっているのを感じた」との声を頂きました。

 SDGs関連のホワイエ展示では、懇意にさせて頂いているYCC県民文化ホールさまよりご厚意をいただき、大型の展示物の搬入や直前の倉庫利用依頼にご対応いただくなど便宜を図っていただけました。

 多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
 来年の第52回定期演奏会(2026年6月28日(日))ではブルックナーの交響曲第8番に挑戦します。ご期待ください。

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 若生麻理奈さん

終演後の終りの会「おうちに帰るまでが演奏会です!」