石川フィルハーモニー交響楽団
第1874回 トヨタコミュニティコンサート 石川フィルハーモニー交響楽団 第34回定期演奏会
- 会場:石川県立音楽堂コンサートホール
- 日時:2024年 9月 8日(日)14:00開演(13:30開場※13:45よりプレトーク)

メイン曲の新世界から。ステージ左右端に字幕表示装置を設置し、曲目など表示。
- プログラム
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 作品82
ゲーゼ:スコットランド序曲「高地にて」作品7
- 指揮者
- 花本 康二
- ソリスト
- 出演者
- レポート
- 今回の定期演奏会は、トヨタコミュニティコンサート自由裁量コースとして開催出来ました。
当初は、従来からの有料演奏会として企画していましたが、入場者の増加や震災復興応援もあって、無料化に見直すことを年次総会で決定しました。
そのためか、従来の定期演奏会より多くの来場者となりました。入場整理券を演奏参加団員・賛助者、チケット取扱い所に配布しましたが、チケット取扱い所に預けた入場整理券は、多くの方が持って行き、本番1か月前には、手持ちの入場整理券が無くなり、未配布の入場整理券を回収して、問い合わせの方に郵送や当日の置きチケットとして確保しました。
アンケートの結果、当団の演奏会に初めて来た方が46%と半数近くだったのが驚きで、普段より多い来場者の要因と感じました。
当初、学校に入場整理券を直接持って行って、大勢の若い方の来場を期待ましたが、入場整理券が早くに出てしまい、若い方の比率が高くはならなかったです。その代わり、家族連れや仲間で来られた方が増えたようでした。
無料演奏会にも関わらず、演奏中のマナーが素晴らしく、静かな場面でも物音ひとつも聞こえず、聴き手も緊張して聴いててくれていることをステージ上からも感じ取れ、出演者からは喜ばれました。
アンケートには、無料演奏会だから期待していなかったら、素晴らしい演奏だったので感激したとのコメントもあり、無料演奏会は、そのように思われる恐れがあると実感しました。
また、トヨタコミュニティーコンサートの存在を知らなかった方が多かったのは、石川県での実績が少ないせいかと実感しましたが、今後は機会を増やそうと思います。
字幕装置の利用について、表示字数の制限(全角14文字2行)内での表示内容に苦労しましたが、来場者の評価はわかりやすく良かったとのことで、今後の字幕装置の利用も考えたい。
字幕表示があるなら、パンフレットをなくするのもSDG‘sになるのでは、との意見もありました。
終演後の楽器体験コーナー設置については、予想以上に多くの家族連れ立ち寄り、オーケストラ楽器の体験を通じて、アマチュアオーケストラへの関心を高めれたと感じました。
地元のトヨタ販売会社様には、やさしく対応していただき、感謝しております。

入場者の受入れとロビーに設置したTCCのバナー

終演後のロビーでの楽器体験会