Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

大阪府医師会フィルハーモニー

大阪府医師会フィルハーモニー第53回定期演奏会

  • 会場:ザ・シンフォニーホール
  • 日時:2024年 6月30日(日)14:00

演奏会の様子

プログラム
ロッシーニ作曲/歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ハチャトゥリアン作曲/組曲「仮面舞踏会」
ドヴォルザーク作曲/交響曲 第7番
指揮者
髙谷 光信
ソリスト
出演者
レポート
誰もが一度は聞いたことのある歌劇「ウィリアム・テル」序曲、強烈な印象の組曲「仮面舞踏会」、初めて聴く人でも心に響くフレーズが魅力のドヴォルザーク交響曲第7番と、容易なプログラムではないのですが、指揮者の髙谷光信氏に導いていただき真摯に取り組みました。髙谷氏はロシアの軍事侵攻後、活発にウクライナへの支援活動をされています。練習でもウクライナの現状、日本での支援の取り組み、スラブ音楽の心と当時の思い出、沢山のお話をしてくださり、団員の音楽に向き合う心にまとまりが生まれるのを感じました。もちろん完ぺきとは言えませんが、歌・心を大切にした演奏をできたと思っております。
お話しできた観客の方やアンケートの結果もとてもよかったのですが、演奏終了後の会場からの声援・拍手がとてもあたかかく、いい演奏会ができたのだなと奏者としても実感しました。
また、視覚障害を持った方や貧困地域の小学校に通う生徒、「TSURUMIこどもホスピス」に入所されている方など、普段、オーケストラの演奏会に足を運ぶのが難しい方にもご来場いただき、音楽を楽しんでいただくことができました。他にも、ロビーで行ったSDGsの取り組みも沢山の方にご覧いただけたようで、演奏だけでなく、全体を通して優しさのあふれる暖かいイベントを開催できたと自負しております。
今後の課題としては、コロナ渦を経て、来場者数は着実に増えているものの、SDGsとして取り組んだご招待人数が伸び悩んだので、お声かけに力をいれることと、ご来場にあたってのハードルを再調査し、よりご来場いただきやすい環境を整えたいと思います。

「TSURUMIこどもホスピス」展示ブース

「TSURUMIこどもホスピス」募金活動の様子