Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

可児交響楽団

第1888回 トヨタコミュニティコンサート 可児交響楽団子供のための演奏会移動公演  ~オーケストラがやってきた!~

  • 会場:可児市立南帷子小学校 体育館
  • 日時:2024年11月23日(土)午前9時30分 開演 午前10時30分 終演予定

開演前の一コマ、生徒入場中。このあと保護者の皆さんが入場し、会場内は立錐の余地もない程度に満席となりました。

プログラム
モーツァルト 交響曲第40番第1楽章
楽器紹介 きらきら星変奏曲
グリンカ ルスランとリュドミラ序曲 
久石譲 となりのトトロ
久石譲 君をのせて
ブラームス ハンガリー舞曲第5番
南帷子小学校校歌
指揮者
佐々木真樹緒
ソリスト
出演者
可児交響楽団
レポート
去る2024年11月23日土曜日に、第1888回トヨタコミュニティーコンサート 可児交響楽団子供のための演奏会移動公演 ~オーケストラがやってきた!~を無事開催することが出来ました。
 可児交響楽団としては、TCCの共催をいただいて行うはじめての訪問演奏会でした。山間部の学校で、曲がりくねった道を山の間を縫って学校に入りました。学校側の事情で朝早い時間帯での開催となり、出演者は8時集合、8時半からゲネプロ、9時半から本番といつもと違う時間進行にやや戸惑いもありました。しかし、子供達は非常に素直に我々の奏でる音楽を楽しんでくれました。最初、どんな音楽が始まるのかヒソヒソと話している声が漏れ聞こえましたが、モーツァルトの交響曲40番の最初の音が出た瞬間から会場の空気が変わりました。子供達の真剣な眼差し。1楽章が終わって響きが収まった瞬間、真剣な眼差しがあふれんばかりの笑顔に変わり、割れる様な拍手をいただきました。そのあときらきら星変奏曲を使って楽器紹介を行いました。弦楽器のサイズの違い、音色の違い、銀で出来ているのに木管楽器であるフルートの説明に湧き、金管のコミカルな音に心躍らせ、打楽器の一発にびっくりするのが手に取る様に見えます。続いてルスランとリュドミラ、金管楽器が咆吼し、打楽器、特にティンパニがたたみかける様に鳴り響きます。子供達は目をまん丸にしながら聞き入っていました。もちろん割れんばかりの拍手。そのあと、子供達に人気のアニメソングを2曲。となりのトトロと君をのせて。トトロではおもわず「ト・トロ・ト・トロ」と口ずさんでしまう子供達も。プログラム最後のブラームス ハンガリー舞曲第5番では体を揺らしながらみんな集中しています。そしてアンコールに南帷子小学校校歌をオケ伴で歌って演奏会はお開きとなりました。演奏会後には、トヨタの交通安全体験に人だかり、販売店が企画してくださったGR86とプリウスの展示にも親子で行列が出来ました。終始楽しんでもらえた演奏会となりました。子供達に楽しく音楽を届けられたことは満点。周囲の学校も巻き込んだ地域に貢献できる演奏会運営とすることが今後の課題となりました。
 山間部の小学校への訪問演奏ということで、普段生のオーケストラに接する機会のない子供達に生演奏を届けることができました。新聞の記事にもある様に、「迫力があって素敵な演奏だった」など好意的な感想を生徒達からいただけました。また親御さんからも教育上素晴らしい取り組みであったとご評価いただきました。

会場表では販社(トヨタカローラネッツ岐阜株式会社)のご厚意で新車展示が行われ、来聴者には親子で楽しんでもらえました。

演奏会の模様は地元の新聞二社に取り上げていただきました。