Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

愛媛交響楽団

えひめこどものための音楽会 in 今治

  • 会場:今治市公会堂
  • 日時:2023年 7月 1日(土)13:00開演(12:30開場)

「えひめこどものための音楽会・移動公演in今治市」を開催しました。指揮は当団トレーナーの石川多恵子です。

プログラム
ヨハン・シュトラウス二世/ トリッチ・トラッチ・ポルカ
             ピチカートポルカ
楽器紹介・音楽クイズ
ヨハン・シュトラウス二世/ 美しく青きドナウ
オッフェンバック / 天国と地獄
アンダーソン / シンコペーテッドクロック
高橋宏樹編曲 / 森のくまさんチャイコに出会った
オーケストラと歌おう / ふるさと
ヨハン・シュトラウス二世/ ラデツキー行進曲
指揮者
石川多恵子
ソリスト
出演者
演奏:愛媛交響楽団
司会:らくさぶろう
レポート
愛媛交響楽団は、昭和58年から「えひめこどものための音楽会・移動公演」を開催してきました。
松山市だけでなく県内のすべての人たち、とりわけ多感な小中学生に生のオーケストラの演奏を届け、その多彩な音色、圧倒的な迫力を体験してもらいたいと願っています。
これまでに、県下全域にわたる85か所以上の小中学校、地域のホール等で音楽会を開催し、当団の大切な演奏活動の一つと位置付けています。
ネット動画やCD鑑賞では味わえないクラシック音楽の生の演奏を体感していただくことは、SDGsの目標4(教育)に合致するものと考えています。

今回は、2022年8月に今治市役所に対して、こどものための音楽会開催の打診をしたところ、市内41の小中学生すべてを観覧対象とし、今治市役所に隣接する今治市公会堂で開催するよう要望がありました。今治市教育委員会の全面的な協力を得て、市内のすべての児童生徒約1万人にチラシを配付して観覧希望者を募集したところ、児童生徒572人、保護者514人、合計1113人の希望者がありました。当日は梅雨前線の活動が活発で、今治地方は大雨警報が発令されるあいにくの天気でしたが、希望者の約82%にあたる912人の来場がありました。
当日の受付では県内のトヨタ販売店グループ5社の方々が、入場整理券と座席指定券交換の業務を整然と担当していただきました。また、同販売店グループの方々による駐車場誘導も、事故なく無事に完了しました。

音楽会は開催地今治市の徳永繁樹市長のあいさつで始まり、当団トレーナーの石川多恵子の指揮、タレントのらくさぶろう氏による軽妙な司会により、テンポよく進行しました。
演奏曲目は、クラシック音楽の中でも特に有名な曲を中心に選曲し、親しみを持って聴いていただけたものと考えています。アンケート調査では、「聴いたことのある曲がたくさんあって楽しかった。」「初めてのオーケストラを子供に見せることができた。」「今後もこのコンサートを続けて欲しい。」などの感想がありました。
音楽クイズは8問、交通安全クイズは2問出題しましたが、積極的に子どもたちの手が上がり、正解者にはトヨタ販売店グループから提供された景品が手渡され、子どもたちは大喜びでした。
最後に演奏したラデツキー行進曲では、すべての観客が手拍子で参加し、ステージと客席が一体となって大盛況のうちに、予定していた1時間ちょうどで音楽会を終了しました。
今治市の子どもたちにとっては、きっと思い出に残る楽しい音楽会になったことでしょう。

5類に移行したとはいえ、コロナ禍が完全に収束しない中で、愛媛交響楽団の移動公演を受け入れてくださった今治市及び今治市教育委員会の関係者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。また、その演奏会開催をTCCとして支援してくださったトヨタ自動車、愛媛県オールトヨタ販売店、日本アマチュアオーケストラ連盟の皆様に対して、心から御礼を申し上げます。
今後とも「えひめこどものための音楽会・移動公演」の活動を長く安定的に継続していくことが、愛媛交響楽団にとっての大きな課題と考えていますので、引き続き力強いご支援をお願いします。

受付の様子です。今治市内の小中学校を通して配付した座席指定引換券を、指定席番号札に交換しました。詰めて座っていただき、空席を作らないためです。

音楽クイズではたくさんの手が挙がりました。正解者にはトヨタ販売店グループ提供の景品が手渡されました。