Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

可児交響楽団

第1797回トヨタコミュニティーコンサート 可児交響楽団第14回定期演奏会

  • 会場:可児市文化創造センター ala 宇宙のホール
  • 日時:2023年 5月21日(日)14:00

天井の高いシューボックス型ホールで奏でるブラームスは、本場ヨーロッパのように響きます

プログラム
W.A.モーツァルト 歌劇「魔笛」より 序曲 K.620
W.A.モーツァルト 交響曲第38番ニ長調「プラハ」 K.504
J.ブラームス 交響曲第3番ヘ長調 op.90
指揮者
中村暢宏
ソリスト
出演者
可児交響楽団
レポート
2023年5月21日に第1797回トヨタコミュニティコンサート、可児交響楽団の第14回定期演奏会が開催されました。会場の可児市文化創造センターalaは広い芝生や噴水も備わった緑豊かな環境にあり、会場となった「宇宙(そら)のホール」は天井が高く響きが素晴しいホールです。モーツァルトの「魔笛」序曲、モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」、そしてブラームスの交響曲第3番が演奏されました。アンコールにはブラームスのハンガリー舞曲第5番が演奏され、喝采をいただきました。
 可児市は、岐阜県の中南部の木曽川南岸に位置し、岐阜市からは車で約1時間かかります。今回、岐阜市の東長良中学校の吹奏楽部の生徒と関係者を招待しました。演奏を聴いた生徒たちは、『生のオーケストラの音は、迫力があってすごかった!』『あんなふうに吹けるようになりたい』と感想を聞かせてくれました。
 また、TCCでは岐阜県で初めて『交通安全啓発活動』を行いました。交通安全のバナーも新しくなり、コロナで中止していた反射材の効果を体験する【反射スコープライト】も実施しました。早速、配布した【靴シール】を靴に貼って見せに来てくれたお子さんもいました。
 会場一杯のお客様は、素晴らしいオケの響きに魅せられました。
TCCのサポートによって、前回に比べ、170名を超える集客増があり、600名余の来聴者を迎えられたことが何より良かったことです。そして、SDGsに対する意識を啓発し、交通安全の啓発も充分できたことが良かったと考えられます。
 アンケートでは、TCC招待者からは、「可児市にこのような市民の交響楽団がある事は大変素晴らしいと思います。」や、「子どもたちをたくさん招待して下さい。ふれたい。やりたい。上手になりたいを育ててください。演奏ありがとうございました。」という応援メッセージや、「はじめてきいてたのしかったです。」「招待状ありがとうございました。最後のハンガリーがとても素晴らしかったです。」といったストレートに歓んで下さるメッセージがありました。また、常連と思われるお客様からは、「プラハのアンダンテ。テンポやスタッカートの解釈が面白い(チェリビダッケ風?)。回を重ねる度に、オーケストラの技術が少しずつ上がっているように思う(特に木管パート)。コントラバスgood」や「コロナ禍をへて、たいへんなことも多かったと思います。以前より、質の高い演奏を聴けましたことを喜んでいます。出来ましたらですが、カジュアルな曲も聴いてみたいです。」のような暖かいコメントをいただきました。また、「"モーツァルトは対向配置(弦楽器のみ)にしてみては。指揮者(指揮棒)に合わせるのではなくて聴いて合わせるようにしましょう。音ににじみが出ます。バッハ作曲半音階的幻想曲とフーガ、バレエ組曲ボルト(ショスタコーヴィチ)日本狂詩曲 管弦楽のためのラプソディーがききたい。"」など、玄人はだしのコメントもいただきました。

岐阜市から招待された中学生達の受け付けでの一コマ

新しい交通安全バナーがお目見えし、反射スコープライトで、夜道にどれだけ反射材が光るか確認中の親子