Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

ミンクス室内オーケストラ

2023 ミンクス室内オーケストラ演奏会

  • 会場:米子市公会堂大ホール
  • 日時:2023年 5月14日(日)14時開演

鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの活動の紹介の展示ポスターは多くの方々が、興味を持ってご覧頂きました。

プログラム
モーツァルト 「ピアノ協奏曲」第20番
ベートーヴェン 「交響曲第8番」
指揮者
松岡 究
ソリスト
高木 伶
出演者
ミンクス室内オーケストラ
レポート
 コロナ後2回目のコンサートが終わりました。 昨年はまだ、相当の覚悟で感染対策を行いながらのコンサートでしたが、今年は五類感染症になった直後でもあり、県の対策マニュアルも撤廃され、ほぼ通常通りのコンサート。勿論マスク着用は御願いしましたが、弦の譜面台を一人1本にすることもなく、客席の制限もなく、久しぶりに聞くブラボーの声。普通にコンサートが出来る喜びをかみしめました。
 SDGsの一環として取り組んだのは、鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの活動の紹介です。コロナ流行の中で大変な苦労をしながら県民の健康の最後の砦として診療にあたった鳥大病院の方々ですが、子育て、家庭生活といった実生活から精神的なものまで、医療者としての使命遂行の中で様々な悩みがあったことは想像に難くありません。そのサポートにあたるという大変な役割を果たし続けられたセンターの方々のご苦労を、プログラム上、およびロビーでの展示でご紹介ました。展示ポスターは多くの方々が、興味を持ってご覧頂きました。
 一ヶ月前のアクシデントで、代役として若いピアニスト高木 伶さんにモーツアルトのピアノ協奏曲20番を演奏して頂きましたが、初めてのオケと共演するコンチェルト。今まで弾いたことがない曲という事を感じさせない、素晴らしい演奏でした。この短期間に諳譜で完璧に仕上げてくることは、勿論本人の才能と相当の努力のたまものではありますが、鳥取県の若い音楽家のレベルの高さに驚嘆しました。
 メインはベートーベンの8番。創立以来約40年ほとんど変わらないメンバーでベートーベン、モーツアルトばかり演奏してきましたので、安定感はありましたが、高齢化の波は我が楽団にも押し寄せ、このエネルギーの塊の様な曲は、、本当は明るく楽しい曲でしょうが、、、高齢者泣かせの、それなりに大変でした。
 これから次第に元の活動取り返して行く時期に来ています。合唱団とのスターバトマーテルの共演、市民音楽祭のゲスト公演。音楽を普通に出来る日々に、そして、コロナのあいだも忘れずコンサートを待ち続けてくださったファンの方々に感謝しながら、これからも音楽活動を続けて行きたいと思います。

指揮者松岡 究氏のプレトークです。

わずか一ヶ月の準備にもかかわらず見事な演奏をした高木 伶さんです。