Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

霧島フィルハーモニーオーケストラ

霧島フィルハーモニーオーケストラ 第24回定期演奏会

  • 会場:みやまコンセール 主ホール
  • 日時:2023年 5月14日(日)14:00

チャイコフスキー悲愴の演奏の様子です。大変よい音響のホールに助けられ良い響きでした。

プログラム
グリーグ ホルベルク組曲(ホルベアの時代から) op.40
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第1幕への前奏曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 op.74
指揮者
土田 浩
ソリスト
出演者
霧島フィルハーモニーオーケストラ
レポート
 前日の雨もあがり、快晴の中、無事第24回定期演奏会が終演いたしました。直前練習の様子をメディアで報道していただいたり、新聞等へ掲載していただいたこと、それに加えコロナ5類移行ということもあり、例年よりたくさんご来場いただくことができ開催でき、団員一同、感謝しております。

 また、我々楽団が常に取り組んでおります年齢制限をかけない演奏会として未就学児を含む幅広い世代の方、普段、クラシック音楽やオーケストラによる演奏に親しんでいない方などにも多くご来場いただき、お楽しみいただけたほか、クラシック音楽の普及・啓発にもつながったと考えています。一方で、子供の声について来場者の中には否定的なご意見をお持ちの方もおり、親子室の活用や事前の周知など、全ての来場者にご満足いただけるような取組の検討が必要であることを感じました。

 今回、SDGsの取り組みとして、子ども食堂を紹介するブースを設置し、来場者に支援・募金を呼びかける機会を設けたほか、演奏曲の作曲者(チャイコフスキー)とゆかりの深いウクライナの人道支援募金を実施しました。ウクライナ難民支援募金について多くの方から賛意をしめしていただいたほか、子ども食堂の紹介を通じて、多くの子どもが芸術文化に親しめる環境を望むご意見をいただくなど、演奏会を社会貢献の場として活用する今回の取組は来場者から高く評価していただきました。

 演奏そのものについては、弦楽器のみによる曲を取り入れ、弦楽器特有のサウンドを体感していただいたあと、チャイコフスキー第6番「悲愴」を演奏し、盛大な拍手をいただきました。アンコールでは、思い切り明るい曲でということで、眠りの森の美女よりワルツを演奏し、団員もお客様も爽やかな気持ちで幕を閉じました。
 私たちの活動を長く支えてくださっているお客様、今回初めてこられたお客様含め全てのお客様、演奏会準備及び開催に際し、多大な協力をいただいた関係者の皆様に感謝いたします。今後も音楽活動を通じて、地域に根付く活動に取り組んでいきたいと思います。

子ども食堂紹介ブースの様子。活動の紹介、支援協力の呼びかける機会を設けることができました。

ウクライナ人道支援募金の様子。たくさんのお客様にご協力いただきました。