Activity Report

トヨタコミュニティコンサート活動レポート

アリエッタ交響楽団

アリエッタ交響楽団 第23回演奏会 

  • 会場:和光市民文化センターサンアゼリア 大ホール
  • 日時:2026年 8月11日(火)14:00(13:15開場)

ベートーヴェン 交響曲第6番『田園』 (c)Arietta Symphony Orchestra Tokyo

プログラム
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
レオノーレ序曲第3番 作品72
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第6番ヘ長調 作品68『田園』
指揮者
大市泰範(音楽監督・常任指揮者)
ソリスト
後藤紫織(埼玉県越谷市出身,武蔵野音楽大学演奏学科ヴィルトゥオーゾコース3年)
出演者
管弦楽:アリエッタ交響楽団
ゲストコンサートマスター:高宮城凌(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)
レポート
 アリエッタ交響楽団は,活動方針のひとつとして若手音楽家を積極的にソリストに起用しております。現在は在京オーケストラなどで活躍する方,前々回のTCC(第18回演奏会)のように海外拠点でありながら,当楽団の練習活動の本拠地である板橋区出身の方など対象を広く設けていますが,今回は原点回帰として,演奏会場である和光市の近隣市である埼玉県越谷市出身の武蔵野音楽大学の3年生 後藤紫織さんをソリストにお迎えしました。

 本演奏会はベートーヴェンの『田園』をメインに,きっと皆さまが聴いたことがあるか,どこかで聴いたことがあるかもしれないという構成としました。協奏曲ではヴァイオリン協奏曲のなかでもっとも有名なメンデルスゾーンをとりあげ,さらに知名度は少し少な目ですがぜひ聴いていただきたい曲としてレオノーレ序曲第3番を組み合わせました。レオノーレ序曲は,もとのオペラにあるように自由や平和の賛歌であり,軍事行為の絶えない世界情勢のなか,8月上旬の演奏会ということでぜひ皆さんに平和について意識していただければと思い演奏しました。

 メンデルスゾーンでは,協奏曲をオーケストラと共演することが初めてであった後藤さんへの期待が高く,前売券も完売寸前になり,リハーサルでも大きな期待が寄せられていました。本番では美しい弱音と情熱的な濃い音色を自由に駆使した堂々とした演奏に客席が喝采し,演奏直後に感極まった後藤さんが号泣していたことが印象に残りました。楽団として若い音楽家のデビューを文字通り後押しできただけでなく,ここまでソリストの思いに共感できたのも初めてという声も楽団の内外よりあり,これからも良い方のデビューを繋いでいきたいという思いを楽団一同新たにしました。
 それらのあとを受けたベートーヴェンの田園交響曲では,大市泰範先生の根気強い指導と的確な指揮のもと,ホールの音響を活かした美しい演奏となり,この曲のテーマでもある「すべての命あるものに感謝」の気持ちが伝わった演奏になったと思います。

(次世代育成について)
 和光市教育委員会のご協力をいただき,市立小中学校に通う小学校4年生以上の児童生徒と保護者の方を対象にした招待を行なったほか,パンフレットの解説にパート紹介として今回の演奏会の聴きどころを一言入れることで若い世代のみならず全世代のオーケストラ初心者の方にも楽しんでいただけるようこころがけました。
全体的な集客方法の反省点にも共通しますが,夏休みであることと当日台風の予想があり想定より出足が鈍ってしまったのは残念で,しかし地域に根差すアマチュアオーケストラとして引き続き次世代育成に積極的に取り組んでいきます。

なお,これまで同様株式会社首都圏環境美化センターのご協力を頂きペットボトルキャップ回収(約0.5kg)を行ないました。「普段から分別に心がけている」,「大企業(トヨタ)の取り組みは素晴らしい」といった評価をいただいております。

末記になりましたが,埼玉トヨタ株式会社様には演奏会チラシを県内,特に和光市を通る東武東上線,越谷市を通る東武伊勢崎線,それらを結ぶJR武蔵野線沿線の販売店にご展開いただきました。厚く御礼申し上げます。

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 (c)Arietta Symphony Orchestra Tokyo

受付の風景 (c)Arietta Symphony Orchestra Tokyo