第51回全国アマチュアオーケストラフェスティバル秋田大会
- 会場:あきた芸術劇場ミルハス
- 日時:2023年8月18日(金)~20日(日)
- プログラム
- [オーケストラA]
R.ワーグナー作曲
楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガーより「第1幕への前奏曲」
楽劇ニーベルングの指輪 第1夜ワルキューレより「ワルキューレの騎行」
R.シュトラウス作曲 交響詩「ドン・ファン」作品20
[オーケストラB]
S.ラフマニノフ作曲 交響曲第2番ホ短調 作品27
- 出演者
- [オーケストラA]
指揮:佐々木新平
コンサートマスター:西本幸弘
[オーケストラB]
指揮:井﨑正浩
コンサートマスター:三浦章宏
- レポート
- 全国各地から、そして5年ぶりに海外からの参加者も加え300名を超える皆様からご参加いただきました。
A、B2つのオーケストラは指揮者、コンサートマスターの先生の指導によりフェスティバルコンサートですばらしい演奏を聞かせてくださいました。また運営協議会では各団体の皆様により充実した会議が開催されました。
コロナウィルス感染拡大の影響で東京大会、大阪堺大会が中止となった後、昨年の第50回静岡大会は様々な制約はありましたが多くの困難を乗り越え無事開催されました。閉会式で大会旗を引き継いだ時から秋田大会はコロナ前のような大会が出来るよう祈りながら準備を進めて参りました。
また、秋田市での開催は1987年の第15回大会以来2度目の大会で、東日本大震災以降北海道・東北地区では初めての開催となりました。まだ復興半ばの所もある中ですが、東北の皆様にもたくさん参加していただきたいという思いと、地方都市での開催で遠くから集まってくださる皆様に少しでも秋田らしさを感じて頂きたいと思いながらの開催でした。
昨年オープンした「あきた芸術劇場ミルハス」は、9年前の年に国民文化祭を開催した秋田県民会館の跡地に建てられました。国民文化祭に参加された方にとっては懐かしい場所だったと思います。ミルハスの名前の由来となったお堀の蓮の花もちょうど見頃の時期で皆様に喜んでいただけたと思います。開催中は天候にも恵まれ、ミルハスの前の名物ババヘラアイスの売場は行列をつくっていました。休憩時間に食べた参加者も多かったようです。また弁当に秋田米の新銘柄“サキホコレ”を使用し、レセプションでは“なまはげ”を登場させて大変喜んでいただけました。
秋田大会の開催が決まった段階ではまだ建築中のホールで何も分からない所からのスタートでした。オープンしてからも大会前に自分たちの演奏をする機会が無かったこともあり参加者の皆様にしっかりと案内出来るか不安もありましたが、関係機関の皆様を始め多くの方々のご協力により無事開催できました。そして何より自分たちの演奏が無いにも関わらず、団員が結束して運営出来たことは今後の運営に生かされることと思います。
最後に閉会式で大会旗を引き継いだ第52回東京大会のご盛会をお祈りしご報告といたします。
第51回アマチュアオーケストラフェスティバル秋田大会実行委員会
実行委員長 京野直行(秋田市管弦楽団団長)